グスコーブドリの伝記
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/budori/
あの猫が帰ってきた!
・・・。実際には猫じゃないらしい。
「グスコーブドリの伝記」は、
映画「銀河鉄道の夜」のスタッフと同じなんです。
- 出版社/メーカー: アスミック
- 発売日: 2002/03/22
- メディア: DVD
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「銀河鉄道の夜」はね・・。
子供の頃に姉の影響で、劇場で3回見ました。
たぶん、長期的に細々と上映していたのだと思います。
死んだ人が次から次へと乗ってくる銀河鉄道。
まだ、死というのが良く分からなかった。
事故で亡くなった友と2人で電車に乗って旅をする。
でも、切符の行き先が違う。
世の果てはどこに続いているのか!?
この世界観、なんだろうね。DVDを見直しても不思議な感じです。
今回のグスコーブドリも楽しみでした。
原作は読まず、映画でストーリーを楽しみました。
あとから知ったのですが、原作は、青空文庫にもなっています。
干ばつや飢餓や定職に苦しみながら、生きていく姿に感銘を受けました。
とっても暗い映画。
なんで?どうして?というシーンも多く
何事にも素直な主人公にも、ちょっと違和感を覚えました。
自分の為に、、兄弟の為に、、家族の為に、、そして、皆の為に。
不平不満を一切言わず働く。
雨ニモマケズの世界観そのもの。(朗読シーンもあります)
ストーリー展開も早すぎるし、背景が全く分からない。
その分、想像力が発揮できます。
このモヤモヤした気分、、悪い感じのモヤモヤじゃなくて
何か考えなきゃ・・というもの。
自分も幸せ。みんなも幸せ。
それが一番いいんだけれども、そうじゃなくて
自分が犠牲になって、みんなが幸せ。
この映画、こう言っているような気がしてなりません。
ファンタジックな世界観は、好きなんですが
自分は、「銀河鉄道の夜」の方がいいかなぁ?